Pepper+とは?先代Pepperとの違い

Pepper+(ペッパー プラス)は、SoftBank Roboticsが2025年に発表した次世代ヒューマノイドロボットです。2014年に世界を驚かせた「Pepper」の後継モデルにあたり、最大の進化点は生成AIエージェントの搭載です。

先代Pepperが「決まったシナリオを話す」に留まっていたのに対し、Pepper+は来訪者との自然な会話・状況に応じた提案・感情認識を活用したパーソナライズ対応が可能になりました。まさに「動くAIエージェント」として、受付・案内・接客・販売促進など多様な用途に対応します。

比較項目Pepper(旧モデル)Pepper+(現行)
AI機能シナリオベース会話生成AIエージェント搭載
言語対応日本語・英語等多言語対応(20言語以上)
顔認識基本的な感情認識属性・感情・興味関心を推定
コンテンツ更新専門知識が必要自然言語でカスタマイズ可能
外観ホワイト(固定)スリム化・ディスプレイ強化
用途PR・エンタメ業務用途(受付・販促・案内)

Pepper+の主要機能と技術仕様

Pepper+のコア機能を詳しく解説します。

AIエージェント機能

Pepper+の最大の特徴は、LLM(大規模言語モデル)を活用した生成AIエージェントです。

  • 自由会話:事前にシナリオを設定しなくても、自然言語で来訪者の質問に答えられます。
  • 知識ベース連携:商品カタログ・FAQ・施設案内などのデータを登録することで、専門的な回答が可能。
  • パーソナライズ提案:来訪者の年齢・性別・表情・発言内容から最適な提案を生成します。
  • 多言語リアルタイム翻訳:日本語・英語・中国語・韓国語など20言語以上に即座に切り替え対応。

センサー・ハードウェア

項目仕様
身長約121cm
重量約28kg
カメラ頭部 2D/3Dカメラ(RGB + 深度)
マイク4マイクアレイ(遠距離音声認識)
スピーカーステレオスピーカー(高音質)
ディスプレイ10.1インチタッチパネル(胸部)
移動全方向移動(オムニホイール)
バッテリー約6〜8時間稼働
通信Wi-Fi 6 / Ethernet

Pepper+の活用事例|業種別導入シナリオ

Pepper+はその高いAI能力から、多様な業種での導入が進んでいます。主な活用シナリオを紹介します。

受付・案内業務

オフィスビル・公共施設・病院などの受付業務に適しています。来訪者を顔認識で識別し、担当者への取次・訪問目的の確認・フロアマップ案内などを自律的に実施。無人受付として24時間稼働が可能です。

  • 来訪者の氏名・目的をタブレット入力またはQRコードで確認
  • 担当者へのSlack/チャット通知との連携
  • 非接触での本人確認(顔認証システム連携)

小売・ショールーム

商品説明・在庫確認・特売情報の案内など、販売促進のサポートとして活用できます。来訪者の興味を察知してプッシュ提案を行うため、スタッフが商談中でも放置されている顧客に対応できます。

  • 商品カタログのデジタル表示・比較説明
  • 在庫確認システムとのリアルタイム連携
  • 外国語観光客への多言語対応

イベント・展示会

企業ブースでのPR・来場者対応・アンケート収集などでの活用が増えています。話題性が高く、ブースへの集客効果が期待できます。

イベント短期レンタル実績
ある企業展示会では、Pepper+を2日間レンタル導入した結果、来場者のブース立ち寄り率が従来比約3倍に増加。名刺交換・資料配布数も大幅に増えたと報告されています。

Pepper+のレンタル料金

Pepper+のレンタル料金は、用途・期間・カスタマイズ内容によって異なります。目安の料金をご紹介します。

レンタル期間料金(目安)主な用途
1日3〜5万円イベント・展示会・撮影
1週間15〜25万円短期キャンペーン・期間限定店舗
1ヶ月40〜50万円試験導入・季節キャンペーン
6ヶ月(月額)30〜38万円受付常駐・接客補助
12ヶ月(月額)25〜32万円長期常駐・業務自動化

AIエージェントのカスタマイズ(知識ベース登録・シナリオ設定)は初期設定費として別途かかる場合があります。詳細はお見積もり時にご確認ください。

注意点
Pepper+はWi-Fi環境(5GHz帯推奨)が必須です。また、AIエージェントを最大限に活用するには導入前のコンテンツ設定(知識ベース登録)が重要です。弊社専門スタッフがセットアップをサポートします。

他社製接客ロボットとの比較

Pepper+以外の接客・案内ロボットとの比較を紹介します。

機種強み弱み月額目安
Pepper+(SoftBank)生成AI・多言語・ブランド力価格高め25〜38万円
PALMI(富士ソフト)国産・日本語精度高いAI機能やや限定的15〜25万円
LOVOT(GROOVE X)癒し・感情訴求業務機能なし5〜10万円
受付システム(タブレット)低コスト・省スペース話題性・集客効果なし1〜3万円

業務効率化・AI機能・ブランド価値の総合評価では、Pepper+が接客ロボットのトップ選択肢です。予算が限られる場合は、PALMIとのコスト比較をお勧めします。