ヒューマノイドロボットはレンタルできる?2026年の選択肢

ヒューマノイドは「人型のフィジカルAI」——AIで自律動作する実体型ロボット——の代表格です。なかでも展示・撮影・研究の現場で実機を動かしたいニーズが急速に高まっており、フィジカルAIをどう試すかという入り口として人型ロボットのレンタルが注目されています。フィジカルAIレンタルの全体像はフィジカルAIレンタルとはもあわせてご覧ください。

ヒューマノイド(人型)ロボットは、購入すると数百万円以上かかる機種が多く、展示会・撮影・受付・研究など「期間限定で人型ロボットを動かしたい」用途ではレンタルが現実的な選択肢になります。Smartmartでは、Unitree(ユニツリー)社の人型ロボットを中心に、展示やPoC(実証実験)向けのレンタルを取り扱っています。

2026年時点で国内で安定的にレンタル供給できる人型ロボットは、Unitree G1・H1・H2・H1-2・R1 などが中心です。Tesla Optimus や Figure といった海外の話題機は注目度が高いものの、国内の商業レンタル提供は本ガイド作成時点では一般化しておらず、入手は個別交渉ベースになります。本ガイドでは、実際にレンタル可能な機種を軸に、料金・機種比較・用途・稼働条件・選び方を網羅します。

掲載している価格はいずれも参考価格(税別目安)であり、期間・台数・搬入条件・オプションにより変動します。最新の正確な金額は個別見積りでご確認ください。

レンタルできるヒューマノイド機種を比較

レンタル対象になりやすい主なUnitree人型ロボットを、サイズ・重量・特徴・参考レンタル価格で比較します。価格はすべて参考価格(目安)です。

機種サイズ / 重量主な特徴主な用途参考 日額〜参考 月額〜
Unitree G1約1.32m / 約35kg小型・コンパクトで高コスパ展示 / 撮影 / 受付 / 研究¥34,800〜¥792,000〜
Unitree H1約1.8m / 約47kgフルサイズ・高速走行・存在感大産業 / 研究 / イベント集客¥49,800〜¥980,000〜
Unitree H1-2約1.82m / 約55kgH1進化版・27自由度・霊巧ハンド対応細かい手先作業 / 研究¥50,900〜個別見積
Unitree H2約180cm / 約65kg新世代フルサイズ・自由度43+・速度5m/s・ペイロード30kg研究 / 企業R&D¥200,000〜¥2,000,000〜
Unitree R1約123cm / 約25〜29kg超軽量・教育/ホビーのエントリー教育 / 入門 / ホビー¥5,000〜¥100,000〜

用途と予算が固まっていない段階では、コンパクトでコストを抑えやすい Unitree G1 から検討するケースが多く、フルサイズの存在感やR&D用途では H1・H2 が候補になります。各機種の詳細は、G1は Unitree G1 詳細ページ、H1は Unitree H1 詳細ページ、H2は Unitree H2 詳細ページ、R1は Unitree R1 詳細ページ をご覧ください。レンタル可能な全機種一覧は Unitreeレンタル一覧 から確認できます。

用途別:どのヒューマノイドを選ぶか

人型のフィジカルAIを実際にレンタルする目的は、機種選びの前に整理しておくと過不足がありません。ヒューマノイドレンタルの目的は大きく「集客・話題づくり(展示会・イベント・撮影)」と「検証・研究(PoC・R&D・教育)」に分かれます。目的ごとに向いている機種の傾向を整理します。

用途重視されやすい点候補機種の傾向
展示会 / イベント集客設置のしやすさ・コスト・見栄えG1(小型で扱いやすい) / H1(存在感)
撮影 / 広告 / PV外観・着せ替え・現状回復G1(アパレル着せ替え対応)
受付 / 接客デモサイズ感・親しみやすさG1
研究 / PoC / R&D自由度・拡張性・手先作業H1-2(霊巧ハンド) / H2(高自由度・高ペイロード)
教育 / 入門軽量・低コスト・安全性R1

展示会や撮影では、設置・撤収のしやすさとコストのバランスから小型のG1が選ばれやすく、研究用途では手先の細かい作業ができるH1-2や、高い自由度とペイロードを持つH2が候補になります。教育・入門では超軽量で低コストのR1が適しています。

稼働条件と運用上の注意点

人型のフィジカルAIは実体を持って動くため、ソフトウェアと違い物理的な制約が伴います。ヒューマノイドロボットは、稼働時間・設置環境・搬入出に固有の制約があります。以下はG1クラスを目安にした一般的な条件で、機種により異なります。実際の条件は機種・現場ごとに必ず事前確認してください。

項目目安(機種により異なる)
連続稼働約45分稼働、以降1時間ほど休止
バッテリー約2時間。充電スペースが必要
設置環境屋内向け。屋外・雨天は不可が中心。つるつるのコンクリートは滑りやすい。階段は不可
立ち上げ搬入後の立ち上げに約15分
搬入〜撤収6時間以内が目安
操作専門知識がなくても、エンジニア同行(オプション)で操作代行が可能
外観カスタムアパレルの着せ替え・原状回復シールに対応

来場者の多いイベントでは、連続稼働の制約を踏まえて稼働と休止のスケジュールを事前に組むことが重要です。床面が滑りやすい会場や段差・階段のある動線では、安全に動かせる設置場所をあらかじめ確保してください。操作に不安がある場合は、エンジニア同行オプションの利用を検討すると安心です。

料金の考え方:何で価格が変わるか

ヒューマノイドレンタルの料金は、機種だけでなく利用条件によって変動します。掲載の日額・月額はあくまで参考価格であり、見積りは下記の要素で前後します。

  • 機種:小型のG1・R1は比較的安価、フルサイズのH1や高性能のH2は高額になりやすい。
  • 期間:日額より週・月の長期契約のほうが1日あたりは割安になりやすい。
  • 台数:複数台同時利用は搬入・運用条件が変わる。
  • オプション:エンジニア同行による操作代行、アパレル着せ替え、現状回復対応など。
  • 搬入条件:会場の立地・搬入経路・設置環境。

参考価格の目安は次のとおりです(すべて税別の目安)。Unitree G1:日額¥34,800〜・月額¥792,000〜。Unitree H1:日額¥49,800〜・月額¥980,000〜。Unitree H1-2:日額¥50,900〜。Unitree H2:日額¥200,000〜・月額¥2,000,000〜。Unitree R1:日額¥5,000〜・月額¥100,000〜。

長期間・継続的に使う場合は、レンタルだけでなくリース(分割で導入する方式)も選択肢になります。リースの料金や条件は Unitreeリース一覧 で確認できます。

レンタル・リース・購入の使い分け

「短期で試す」のか「長期で運用する」のかで、最適な契約形態は変わります。目的に応じて使い分けましょう。

契約形態向いているケース初期負担
レンタル展示会・撮影・受付・短期PoCなど期間限定の利用低い(期間分のみ)
リース数年単位で継続利用する想定がある低い(分割)
購入長期・恒常的に自社で運用・研究する高い(一括)

「まず人型ロボットがどう動くか試したい」「単発のイベントで使いたい」段階ではレンタルが適しています。継続利用の見込みが立ったら、リースや購入への切り替えを検討すると無駄がありません。

補助金は使えるか

ロボット導入では、要件を満たせば各種補助金の対象になる場合があります。導入目的・事業形態・自治体や年度の制度によって対象可否や金額は異なるため、利用を検討する際は最新の公募要領で要件を確認してください。

Unitree G1 を含む人型ロボット導入と補助金の関係については、Unitree G1 と補助金の解説記事 で詳しく整理しています。なお、補助金の対象判定や申請は専門家への相談を前提とし、本ガイドの記載は一般的な参考情報です。