Figure AIとは|OpenAI連携の次世代ヒューマノイド

Figure AI(フィギュアAI)は、2022年カリフォルニア州サニーベール創業のヒューマノイドロボットスタートアップです。OpenAIとの戦略的パートナーシップによりGPT系大規模言語モデル(LLM)を搭載した自然言語理解能力を持ち、2024年からBMWグループの製造ラインで実稼働している数少ない「商用稼働ヒューマノイド」の代表格です。

主力機種はFigure 01(初代、2023年)とFigure 02(改良型、2024年)。2026年5月時点で世界の量産ヒューマノイド競争のトップグループに位置し、BMW・OpenAI・Microsoft等からの大型調達によって急速にスケールしています。

項目Figure 02仕様
身長約170cm
重量約70kg
稼働時間約5時間
搬送可能重量20kg
OpenAI連携GPT系LLM搭載(音声・視覚マルチモーダル)
実稼働実績BMW工場(スパルタンバーグ・米国)

日本国内でのレンタル可否(2026年5月時点)

Figure AIの日本国内における正規レンタル業者は2026年5月時点で存在しません。日本国内での利用を希望する場合の選択肢は以下の2パターンに限られます。

  1. 個別契約ベースのPoC:Figure AI社と直接契約してPoCプロジェクトを実施する形式。大企業(年商1,000億円超・グローバル展開している企業)であれば交渉可能な事例あり。
  2. 米国経由のPoC:米国法人を持つ日本企業が、米国子会社経由でFigure AIとPoC契約を結ぶ形式。実例として一部大手商社・自動車部品メーカーが取り組み中です。

「Figure AIレンタル」を銘打つ国内事業者は2026年5月時点で確認されていません。利用検討の際は、Figure AI社(米国本社)の日本対応窓口(partnerships@figure.ai)への直接コンタクトが現実的なファーストステップです。

PoCプロジェクトの進め方(推定)

Figure AIとのPoCプロジェクトは、契約形態・実施期間・運用範囲が個別交渉となるため、一般的な料金体系の公表はありません。BMWの公開事例から逆算した推定プロセスを紹介します。

  1. 初期相談(1-2ヶ月):用途・実施範囲・期間・予算規模を米国本社と協議。
  2. NDA締結・要件定義(2-3ヶ月):業務フローのドキュメント化、PoC目標KPIの合意。
  3. 機体配備・初期セットアップ(1-2ヶ月):米国からの機体輸送、現地エンジニア派遣による初期セットアップ。
  4. PoC実施(3-6ヶ月):業務フローでの実稼働、データ収集、調整。
  5. 評価・本契約検討(2-3ヶ月):結果評価、商用契約への移行判断。

BMW事例の予算規模は公開されていませんが、業界推定では1機あたり年間500-1,500万円規模(運用サポート・データ分析含む)とされています。

Figure AIの代替|現実的に取り組める選択肢

Figure AIのPoC実施が難しい中堅企業向けに、現実的な代替アプローチを2つ紹介します。

  1. Unitree H1/H2でのPoC:同等サイズの大型ヒューマノイドUnitree H1/H2を国内レンタルで実施。3-6ヶ月レンタルで500-1,200万円程度。Figure AIに先行してPoCを開始でき、後にFigure AI導入が現実になった際の社内ノウハウが蓄積されます。
  2. 1X Technologies NEOの検討:ノルウェー1X Technologies社のNEO Beta(家庭用・サービス業向け)も商用展開が始まりつつあり、用途次第では現実的な選択肢になります。