四足歩行ロボットのレンタルとは

四足歩行ロボットは、屋外・段差に強い「フィジカルAI」の一種です。フィジカルAIとはAIで自律的に動作する実体型ロボットを指し、四足機はそのなかでも不整地での走破性に優れたタイプにあたります。フィジカルAIをレンタルで試す全体像はフィジカルAIレンタルとはでも整理しています。

四足歩行ロボット(犬型ロボット)は、4本の脚で歩行・走行する自律移動ロボットです。脚式の構造により段差・階段・砂利・斜面といった不整地に強く、車輪型やヒューマノイド(人型)が苦手とする屋外環境や凹凸のある現場で安定して移動できます。点検、巡回警備、屋外監視、重量物の搬送、研究開発、撮影・デモなど幅広い用途で使われます。

レンタルは、初期費用を抑えて短期間だけ使いたい場合や、導入前に現場で実機を検証したい場合に適しています。Smartmartでは四足歩行ロボットを日額・月額単位でレンタルでき、用途や稼働環境に合わせて機種を選べます。本ガイドでは、用途別の選び方、主要機種の比較、料金の目安、稼働条件を中立的に整理します。価格はすべて参考値であり、最新の料金・在庫はお問い合わせください。

全機種の一覧は四足・ヒューマノイドロボットのレンタル一覧から、長期導入を検討する場合はリースもご確認ください。

用途別の選び方(点検・巡回・屋外・搬送・研究)

屋外フィールドで使うフィジカルAIとして、四足歩行ロボットは用途によって求められる性能が大きく異なります。屋外で長時間稼働させるなら防塵防水性能(IP等級)とバッテリー、重量物を運ぶならペイロード、研究・撮影なら取り回しやすい小型機が適します。下表は代表的な用途と、それに向く機種タイプの目安です。

用途重視する性能向く機種タイプ
設備点検(屋内外)防塵防水・安定走行・センサー搭載性産業用大型四足(B2 / B2-W / A2)
巡回・監視連続稼働時間・防塵防水・屋外走破性産業用大型四足(B2 / A2)/小型機(Go2)
屋外フィールド不整地走破・IP等級・航続距離A2(IP66)/B2・B2-W(IP67)
搬送・運搬ペイロード・走行速度B2 / B2-W(積載40kg)/A2(最大100kg)
研究・開発取り回し・低価格・開発しやすさ小型四足(Go2 / Go2-W)
撮影・デモ・展示取り回し・低価格小型四足(Go2)

小型機は導入コストが低く研究・撮影・デモに適し、産業用大型機はペイロードと防塵防水性能を備え点検・巡回・搬送といった業務用途に適します。平地を高速で移動したい場合は、脚と車輪を組み合わせた車輪脚ハイブリッド機(Go2-W / B2-W)も選択肢になります。

主要な四足歩行ロボット 機種比較

Smartmartで取り扱う主な四足歩行ロボット(Unitree製)の仕様を一覧で比較します。下表の数値はメーカー公表値・一般的な仕様に基づく目安で、価格はすべて参考値です。最新の在庫・料金は各機種ページよりご確認ください。

機種区分速度ペイロード防塵防水主な用途
Unitree Go2小型四足点検・巡回・研究・撮影・デモ
Unitree Go2-W小型・車輪脚平地 最大5m/s巡回・搬送・研究
Unitree B2産業用大型四足1.5m/s40kgIP67点検・巡回・運搬
Unitree B2-W産業用・車輪脚40kgIP67点検・巡回・搬送(平地高速+不整地)
Unitree A2大型産業四足通常25kg / 最大100kgIP66屋外巡回・点検・重量物搬送
Unitree B1産業四足(販売終了)最大1.8m/s10kg点検・巡回(中古・レンタル継続)
Unitree A1小型四足(旧世代・販売終了)研究・教育(中古継続)
Unitree AlienGo中型四足(旧世代・販売終了)研究・開発(中古継続)

「—」はメーカー公表の確定値が手元にない項目で、空欄として扱っています。B2は約60kg・バッテリー約4時間連続稼働、A2は航続約12.5〜20km・連続3〜5時間が目安です。B1は新品出荷終了(後継はB2 / B2-W)、A1・AlienGoは旧世代で販売終了ですが、いずれもSmartmartでは中古・買取・レンタル・修理に対応しています。各機種の詳細は Go2Go2-WB2B2-W の各ページをご覧ください。

レンタル料金の目安(参考価格)

四足歩行ロボットのレンタル料金は、機種の区分(小型か産業用大型か)によって大きく異なります。下表は日額・月額の参考価格です。実際の料金は期間・台数・オプション・在庫状況により変動するため、必ず最新の見積もりをご確認ください。月額は割安になる場合が多く、長期利用ではリースも検討できます。

機種区分日額(参考)月額(参考)
Unitree Go2-W小型・車輪脚¥2,300〜
Unitree Go2小型四足¥3,000〜¥60,000〜
Unitree A1小型四足(旧世代)¥3,900〜
Unitree AlienGo中型四足(旧世代)¥11,700〜
Unitree B1産業四足(販売終了)¥15,000〜
Unitree B2産業用大型四足¥22,800〜¥456,500〜
Unitree A2大型産業四足¥24,700〜
Unitree B2-W産業用・車輪脚¥31,200〜

上記は2026年時点の参考価格で、税・送料・保険・オプションを含みません。小型機(Go2 / Go2-W)は研究・撮影・デモなどの短期検証に手が届きやすく、産業用大型機(B2 / B2-W / A2)は点検・巡回・搬送など業務利用向けの価格帯です。「—」は確定した参考価格が手元にない項目です。導入に補助金を活用できる場合があり、詳しくはフィジカルAI導入と補助金の解説もご参照ください。

屋外・不整地で使うときのポイント

四足歩行ロボットの最大の強みは、屋外・段差・不整地での走破性です。屋内向けのヒューマノイド(人型)や車輪型では難しい砂利道・斜面・階段でも、脚式の構造で安定して移動できます。屋外運用では次の点を確認すると失敗が少なくなります。

  • 防塵防水(IP等級):雨天や粉じんのある現場ではIP等級が重要です。B2・B2-WはIP67、A2はIP66で、屋外巡回・点検に向きます。Go2系には屋外専用の防塵防水仕様は明示されていないため、悪天候下での連続運用には産業用機が安全です。
  • 稼働時間:機種によりバッテリーは数時間が目安です。B2は約4時間連続、A2は連続3〜5時間が目安で、長時間の巡回には予備バッテリーや充電計画が必要です。
  • 航続距離:広いフィールドを巡回する場合は移動距離も確認します。A2は航続約12.5〜20kmが目安です。
  • 段差・路面:段差や不整地は四足が適します。平地を高速で移動する区間が多い場合は、車輪脚ハイブリッド(Go2-W / B2-W)が効率的です。

屋外の長時間巡回・点検なら産業用大型機、屋内中心や研究・撮影なら小型機、というのが基本の切り分けです。現場の路面・天候・稼働時間を整理してから機種を選ぶと、過不足のないレンタルになります。

四足歩行 と ヒューマノイドの違い

四足歩行ロボットとヒューマノイド(人型ロボット)は、いずれも実体を持つフィジカルAIですが、得意な環境と用途が異なります。どちらが優れているかではなく、現場に合うほうを選ぶことが重要です。下表で違いを整理します。

観点四足歩行ロボットヒューマノイド(人型)
得意な環境屋外・段差・不整地に強い屋内・整地された環境が中心
主な用途点検・巡回・屋外監視・搬送・研究受付・案内・人手作業の代替・研究
移動の安定性低重心で転倒しにくい二足のため不整地は不利
手作業標準では非対応(搭載機器で拡張)腕・手で物の把持・操作が可能な機種あり

屋外の点検・巡回・搬送が主目的なら四足歩行ロボット、屋内での案内や手作業の代替を狙うならヒューマノイドが候補になります。両方の機種はレンタル一覧から比較できます。

レンタルの始め方と確認事項

四足歩行ロボットのレンタルは、用途と稼働条件を整理してから機種を選ぶとスムーズです。問い合わせ前に次の点をまとめておくと、最適な機種と見積もりを提案しやすくなります。

  • 用途:点検・巡回・屋外監視・搬送・研究・撮影のいずれか。
  • 稼働環境:屋内か屋外か、段差・不整地の有無、天候(防塵防水の要否)。
  • 必要な性能:ペイロード(運ぶ重量)、稼働時間、移動距離。
  • 期間と台数:日額か月額か、長期ならリースの比較も。
  • 搭載機器:カメラ・センサーなど追加機器の有無。

これらを踏まえ、小型機(研究・撮影・デモ)か産業用大型機(点検・巡回・搬送)かを切り分けます。まずは短期レンタルで現場検証し、運用が固まってから長期のリースへ移行する流れも有効です。最新の在庫・料金・機種選定は、レンタル一覧からお問い合わせください。